ワテクシはラーメンが好きですが、蕎麦も好きだしうどんも好き。
スパゲッティーも好きなのです。要は麺類が好きなのです。
蕎麦は大阪発祥ですが今日では関東のものとなりました。
また、ラーメン文化もどちらかと言えば東日本のものだと思います。
しかしうどんとなると、これはなんと言っても西日本。
大阪以西はうどん帝国でございます。それゆえ、レベルの高いうどん屋が多い。
最近では丸亀製麺やはなまるうどんなどのチェーン店が全国展開し、コシも強く比較的レベルの高い讃岐うどんがどこでも食べられるようになりました。
しかしながら、讃岐うどんの本場香川県にはこういった讃岐うどんチェーンのレベルをはるかに凌駕する個人店が沢山あります。
ラーメンや蕎麦と同じで、うどんと言っても色々な種類があります。
讃岐うどんと言えば強いコシ!
しかし例えば伊勢うどんなどは長時間茹でてコシをわざとゼロにします。
九州のうどんも柔らかい麺の博多うどんや、意外にも硬いうどんの小倉うどんなどもあります。
他にも秋田の繊細な稲庭うどん。
山梨のほうではコシというよりも歯ごたえを楽しむ吉田うどんなどもありまして、かなりバラエティ豊富でございます。
しかし全国的にはチェーン店など含め、コシと弾力の讃岐うどんが最もポピュラーなのではないでしょうか。
そこで今回は香川で見つけた名店を紹介したいと思います。
その名も 手打十段うどんバカ一代
なかなか面白いネーミングです。空手バカ一代を彷彿とさせる。
(案の定店内には空手バカ一代の単行本が並んでいる。)
この店は高松をブラブラしている時に、友人がスマートフォンで検索し見つけてくれた店でした。
(この記事を再編集している2024年現在では全国的な超有名店となっておりますが、ワテが訪問した2011年はまだ地元の人が知る名店という趣でした。)
場所は香川県の県庁所在地、高松市の中心部にほど近い場所です。
大きくはありませんが、駐車場もあるので車で行っても安心です。
うどんのことだけを考えて修行を続けている頭のおかしな崇高な職人がいそうな、そんな店名。
その割にはなぜか蕎麦とカレーライスののぼりを掲げていてどこに拘っているのかよく分からない。
「手打十段うどんバカ一代(浮気はじめました)」という感じだろうか。
まあそんなことはどうでもいい。店に入る。
(オユキ)テアッシアースッ( ・ω・)/ \( ・ω・ )イラッシアーッサーッシャッ!!(店員)
よし。活気がある。店員に活気があるのは名店の条件だ。
厨房では職人がせっせとうどんを打ち、茹でている。
店内はカウンター、テーブル、お座敷などがあり、それほど大きくない店だが客席数は意外と多い。
セルフでおぼんを取り、コップに水を注ぐ。このセルフ形式が讃岐うどんの定番だ。
上を見るとメニューが羅列してある。この中から好きに選択し注文する。
かけうどん小は190円(2011年時点)だ。安くてうまい!それが讃岐うどん。
毎日の食事にしても飽きない上に安いので、早朝は会社員などで行列ができる。
ところがうどん屋は回転率が高いので、結構な行列でも5分もすればもう中に入れる。
色々メニューがあって迷う。温・冷を選べるメニューも多い。
オユキはうどんのコシを楽しみたかったので、コシが極まる「醤油うどん冷 中」(350円)を注文。
注文してすぐにうどんを入れた器を渡される。ネギ、天かす、生姜は無料でかけ放題だ。
お惣菜や天ぷら、おむすびなどもレジの近くに並んでおり、それもセルフで取る。
それぞれ100円程度。
定番のちくわ天ぷらをトッピング。
うどんがツヤツヤブリュンブリュンしておる。
ブリュンヒルデ並みにブリュンブリュンしておる。
みるからにコシが強そう。
無料のネギ・生姜・天かすをトッピング。
お醤油をうどんにダァァァーっとかけて。。
いただきやす!!!( ^ω^)/
このツヤ。さすがバカが拘りぬいて作っただけはある。
モグo(*´~`*)oモグ ・・・・・ ( ̄□ ̄;)!!!!!
なんというコシ!!オユキがそれまでに体験したこともないようなコシ。
コシノジュンコも遥かに凌駕するこのコシ!
名店と言われる讃岐うどんの店にいくつか行ったことがあるが、このコシはまさにトップクラス。
大手讃岐うどんチェーンのうどんのコシとはレベルが違う。比較にならない本物のコシ!
しかし決して、硬いわけではない。うどんは中心部まで芯がなく、しっかりと茹っている。
にもかかわらず、ビヨーーン!!!とねばるような弾力とコシなのである。
いやはや、バカは偉大なり。 ( ̄□ ̄;)!!
こちらは友人が注文した釜玉。トゥルットゥルしている。まさにうどんのカルボナーラ。
おいしくておいしくて無言で食が進む進む!
ちなみにうどんの量は多めで、「中」でも大手うどんチェーンの「大」よりも少し多いくらい。
はっきり言って大は恐くて食う気になれない。
というのも、コシの強いうどんは非常にお腹がふくれるからだ。
また、一般にうどんは消化が良く腹持ちが悪いと思われがちだが、コシが強いうどんになると腹持ちも良い。
やはり打ってすぐに茹でているからコシが強いのだろうか。それにしても異次元のコシであった。
オユキはすっかりバカ一代が気に入ってしまい、その後も何回かこの店を訪問しました。
こちらは「かけうどん冷 中」(270円)
うるめいわし系と思われるダシは非常に深みがあり美味い。
ここのかけうどんのダシはぜひ一度は味わうべき。
こちらは「肉ぶっかけ 中」(520円)甘めに煮た肉がボリュームを与えてくれる。
まあどれを食ってもうまい。
ただ1つだけ欠点を上げるとすれば、天ぷらは揚げてから時間がたったものばかりで冷たく、あまりおいしいとは言えないこと。
回転率を重視するセルフの店では仕方ないことだが、そこだけが少し残念である。
冷えても美味しいちくわの天ぷらなどをチョイスすると良いだろう。
それともう1つ、オユキは気がついた事がありました。
今まで4回訪問したのですが、どうも客が多い繁忙時間帯のほうがよりうどんのコシが強い気がしました。
客がごった返している時は厨房はうどんを打って茹でて、また打ってということを忙しく繰り返していますが、空いている時は打ってから少し時間が経過したうどんを茹でているため、コシに変化があるのかもしれません。
まだ4回しか訪問していませんし、オユキが感じただけの事ですので定かではありませんが。
因みに年中無休で朝6時から夕方18時まで営業していますが、朝7時頃とお昼12時半頃は客が多い。
並んでいてもすぐに席が空きますので、強いコシを求める人はあえて混雑する時間帯を狙ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、空いている時間帯でもそのコシは一級品で、大手うどんチェーンのレベルを超えています。
余談ですが、有名店にはおみやげ用に家で茹でて食べられるラーメンやうどん、蕎麦などが売っていることがあります。
しかしながら、ああいったものは大抵はそのお店ではなく別な工場などで作って店の名を冠しただけのものが多く、その質は店で出されている商品とは全く違うことが多いのです。
いわば、有名店の名前を冠したカップラーメンと同じです。
店で食べたものがおいしくて感動したからお土産用を買って帰ったら、全然違うものだったという事は少なくない。
ワテスは店で食ったら最高なのに、お土産用はそうでもないこの現象を「名店トラップ」と呼んでいます。
手打ち十段に関しては実はお土産用は食べたことがありません。
直接店で作っているものかもしれませんし、非常にクオリティが高いかもしれない。
が、やはり打ちたてを食べさせてくれるお店のものとは絶対に違うのです。
店に直接行ける人は直接行って、食べてほしい。それがオユキの願いです。
話は逸れましたが、手打ち十段のうどんレベルは香川県内でもトップクラス!
ぜひみなさん高松市へ行った際にはご訪問ください。
近くには栗林公園などの観光スポットもあります。
(ところで最近訪問したら、蕎麦はなくなっていた。ww やはり浮気はせず、うどん一筋だ!となったのでしょうか。)
それではみなさん、ごきげんよう ( ^ω^)/˜˜˜
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