わたくしオユキは寺社仏閣や城、教会など、古い建築物が大好きでございます。
最新の技術で建てられたハイテクビルなども好きなのですが、どちらかというと古い建築に目が行く。
日本で古い建築物と言えばまずは寺社仏閣ですが、城も外せません。
しかし残念ながら大政奉還後の騒乱や先の世界大戦などでその多くが焼失してしまいました。
2011年現在、日本国内の城で戦後の再建でないものは十二城だけとなっています。
すなわち姫路城・丸亀城・高知城・宇和島城・松山城・松江城・彦根城・犬山城・備中松山城・丸岡城・松本城・弘前城の十二城であります。
日本には他にも沢山の城が存在していますが、その殆どが戦後の再建でございまして、残念なことに鉄筋コンクリートによる再建ばかりでございます。
見た目はまさに城で美しいのですが、中は普通の市役所のような鉄筋の建造物となっており、実にがっかりとさせられます。
どうせ再建するならば宮大工に頼んで建立当時の技法で再建してほしいものですが、予算の都合上鉄筋コンクリートとなってしまうのは仕方がない事です。
しかしながら、日本国内に住むオユキですら鉄筋再建城にがっかりするのですから、鉄筋とは知らずに観光に来た外国人などの落胆振りを想像すると、なんだかやるせないものがあります。
大阪城などに至ってはエレベーターまで付いている始末。
お年寄りにはうれしいでしょうが、建築としての価値は低い。
どうせ鉄筋で再建するならばいっそのこと、純和風の城ホテルなどにしたほうが外国人が大喜びしそうなものです。
(2024年追記 なんてな事を2011年に書いていましたが、その後外国人インバウンドが爆増して本当に現在は城ホテルとかあるみたいですね。)
グチグチと長く述べましたが、オユキは現在も日本に残る貴重な12の天守閣について今後記事を書いていこうと思います。
まず最初は高知城からです。
(2024年追記 この記事から13年経った今もまだその②書いてないねん。
なんという筆不精!実は既に12のうち8城は偵察済みなのですが、いつか書く!! ト、オモウ)
城ってのは大名がいた場所ですから、多くが町の中心地にあった。
高知城もご多分に漏れず、高知県庁のすぐそばにあります。
交通アクセスが良い。( ^ω^)
もちろん駐車場もございますので、マイカーでも安心です。
駐車場から歩いてすぐに正面の門が出てきます。
高知城は織田・豊臣・徳川に仕えた山内一豊によって着工されました。
ワイには2006年のNHK大河ドラマ「巧妙が辻」の主人公のイメージが強い。
あまり大河ドラマは見ないオユキですが、巧妙が辻は最初から最後まで見た記憶があります。
たぶんあれがちゃんと見た大河ドラマの最後だったと思います。
(他にちゃんと見たのは95年の吉宗、96年の秀吉、99年の元禄繚乱だけです。あまり大河ドラマは好きではありません。
むしろ暴れん坊将軍とか子連れ狼とか普通の時代劇のほうが好みw)
(2024年追記 その後、麒麟が来る 光る君へ の2つを見ました。
戦国より中世、古代が好きなオユキは光る君へはかなり嬉しかった。柄本佑も大好きな俳優)
で、やはり山内一豊の銅像もございます。
巧妙が辻で山内一豊を演じた上川隆也のイメージが強かったワテは、「ちっこいおっさんやないか!」と言ってしまいました。
(つω-`。)スマソ
山内一豊を支え、出世させた良妻として有名な千代の銅像もあります。
千代が嫁に行った時の持参金で一豊に名馬を買わせ、信長の目をひかせたという馬と一緒です。
下に書いてある説明を読むと、
「一般に千代と呼ばれるが、定かではない。」
とのこと。。
なんやねん!じゃあこれからはフェリシアと呼ばせてもらうわ。
そんなフェリシアは夫を内助の功で支えた良妻として有名ですが、子にはあまり恵まれなかったそうです。
あの時代、世継ぎのためならば側室が当たり前だと言うのに、一豊は側室を持ちませんでした。
オユキは3つの可能性を考えます。
1、フェリシアが恐ろしかった。
良妻賢母のイメージが強いフェリシアは実際にはかなり強い女で、「オラァ、ちゃんとせえへんとどうなるかわかっとるやろうな?」と一豊をビビらせる鬼嫁だった。
一豊は恐くて側室など持てるわけがない。
しかし結果的にそのフェリシアに尻を叩かれ頑張ったおかげで一豊は出世したので、やはり良妻なのである。
2、一豊が不能だった。
説明不要。
3、一豊は本当に、頭のてっぺんからつま先まで、フェリシアにゾッコンであった。
まさにクララ・ヴィークに対するシューマンの愛情のように、一豊はフェリシア以外考えられないほど彼女を愛していたのである。
オユキは多分1だろうと想像している。(^ω^;)
まあでも3もあり得なくは無い。実際そういう人もいますし。
さて、城の正面門をくぐって敷地内へ入ります。
この記事1枚目の写真の門を城の敷地内から撮影したものが上の写真です。
城は小高い岡の上に建てられていることが多いですが、やはり高知城もそうです。
よく整備されていて美しい。木々の緑と石垣、階段。調和がとれている。
大きな木が生きてきた長き年月に想いを馳せながら一歩一歩階段を登る。
この作業が城の醍醐味である。「階段は疲れる」などと言ってはいけない。
疲れるのがまた良いのである。Mっ気のあるオユキは階段が大好きである。
天守閣が見えてきた。
うーむ。良い! ( ・ω・)/
歴史を感じさせる石垣と松。天守閣。巨大な天守ではないが、趣がある。
階段を登りきると天守閣への入り口が現われる。
・・・( ・ω・) ん?
たき火禁止
あちゃー!!焚き火禁止かあ。煙草はまだしも、焚き火まで禁止とは。
みなさん注意してください。バーベキューセット持って行っても使えませんよ!
当然ロケット花火も火炎放射器も、野焼きも禁止だと思われます。
確かについつい、城を見るとやりたくなりますよね!ってならねーよ! o(`ω´*)o
城の庭師ならやらなくもなさそうだが。。なんとも味のある良い看板です。
本丸御殿と天守。
高知城を訪問したのは写真にもあるように平成21年のことでしたが、だいぶ空いていました。
昨年(平成22年)は高知・土佐が舞台の竜馬伝が大河ドラマだったので、便乗観光客も増えたのでしょうか。
余談ですが、米沢が舞台の大河ドラマ「天地人」が平成21年に放送された時は、米沢の林泉寺が観光客で大変なことになりました。
それ以前は林泉寺はタダで拝観できたのですが、観光客が増えてからは拝観料を取るようになりました。生臭坊主が儲けに走り観光客が増えるとゴミも増え、維持費も余計にかかり、大変なのでしょう。
さて、高知城内部へ入りますと、
畳!
城は板の間のイメージが強いのですが、本丸御殿が残っている高知城は畳の間が多いんですね。
なんだか落ち着きます。茶屋みたいです。
2006年の大河ドラマ、巧妙が辻で仲間由紀恵演じるフェリシアが着ていた着物が展示してあります。
ああ、これこれ。着てた着てた。( ^ω^)
ホットカーペット的趣やで。風情があるわあ。 ネーヨ!
なんかほんとに、高知城は昼寝をしたくなります。おちつくわぁ~ (-ω-)
お庭も綺麗なので、縁側で茶を飲みながら菓子でも食ってゴロゴロしたい。
物見窓。敵が攻めてきた時に状況を把握するための窓で、高知城にのみ現存しているそうです。
武者隠。やはりここに武者が隠れていて、殿に危険が迫った時に出てくるのだろうか。。
階段を登り天守閣最上階を目指す。
城の階段はとても急です。足腰の弱い方には鬼である。
途中の小窓から見える景色からすでにかなり高い場所だとわかる。
そして高知城天守閣最上階!四方から街並みを望めます。
高知城は緑が豊かでとてもよく整備されている。天守閣へ登った後は展示品などがある回廊へ。
城を出たら重要文化財の黒鉄門を通り外へ。
ワイこの門個人的に凄え好きや!
しかし城へ行くといつも石垣に感心してしまいます。特に角。
あれをあそこまで美しく正確に積み上げる技術ってのは凄いもんです。
古い石垣は草が生えていてそれもまた趣がありますね。
どうでしょう?高知城。
オユキは歴史、特に戦国には疎いので歴史的背景などはほとんど書けませんが、建物の魅力が伝われば幸いです。
日本に12しかない現存天守の1つですし、高知県へ行った際にはぜひお立ち寄りください。
それでは皆さん、ではごきげんよう。 ( ・ω・)/˜˜˜
コメント