久々にラーメンの記事を。
オユキは親類が山形にいる為、山形のラーメンをよく食べてきました。
東北の人はあんまり商売っ気が強くないと言うか、身の丈を知るというか、
とても堅実だとは思うのですが、その結果山形以外の地域に進出する店が殆ど無い。
美味しい山形ラーメンの店は未だに東京大阪など大都市圏でも皆無に等しい存在です。
だから現地に行って食うしかないんですよね。
(逆に和歌山ラーメンとか尾道ラーメン、博多ラーメンなどはフランチャイズ展開や県外出店も多く、やっぱり西日本って商魂たくましいなって思います)
実は日本で最もラーメンを食う量が多いと言われる山形県。
南部の米沢や北部の新庄など山形県は広く、同じ県でもラーメンの性質は結構違います。
(山形南端から北端まで、自動車で3時間以上かかります)
が、やはり週何回もラーメンを食う山形県。
醤油味であっさり毎日でも食べられるラーメンという点では全体的に同じ傾向があります。
山形の人は皆、ラーメンではなく中華そばと言います。
さてそんな山形のラーメンですが、オユキは個人的に全ラーメンの中で最も好きなんじゃないのか?と思うラーメン店があります。
場所は南陽市赤湯。赤湯はデラウェアなどの葡萄でも有名です。
実にローカルな、ジモピーだけが行くようなお店。
ここの中華そばは太麺系です。
思えば初訪問は2009年の事でした。自分も歳をとるわけだぜ (つω-`。)
つーか、「ここマジ好き!超好き!」って思ったから、ブログを始めた当初に書こうと思っていたわけです。
あれよあれよと14年ほど経過してしまいました。
幸い2025年現在もお店は健在なので、今こそ書かなくては!
ブログなどでラーメンの記事を書く時に難しいと感じる事は、数年経過すると味が変わってしまう店が非常に多いという事です。
良い方向へ変わる場合もあるし悪い方向へ変わる場合もある。
しかしいずれにしても、ブログに書くのは食べた時の味に関してです。
ところが数年後に行って食べてみると、全然違うものに変わっているなんて事が良くあるんです。
良くある事なのですが、これがラーメン屋ではほかの飲食業に比べて多い気がします。
だから、「めっちゃうまい!」と紹介して、それを見てくれた人が数年後に行ったら「あんま美味くない!オユキは馬鹿舌だ!」と思われてしまう可能性がある。
非常に心外、辛亥革命並みに心外なのだが、こればかりはどうにもならない。
その点、いつ行っても何年経っても味が変わらない店というのは安心して紹介できます。
そう、今回紹介するさかえ食堂も、ずっと変わらない味なのです。
(そういう意味じゃ、何百年も変わらない自然系観光地が最も人に紹介しやすい)
まあずっとと言ってもオユキが初訪問したのが2009年なので、最終訪問の2022年まで13年間は変わっていない事が確実なお店という事です。
まずは店構え。

うーん。ローカル(。-`ω-) ハイパーローカルやでさかいに!
普通に住宅街の中!駅からも遠い!沢山儲ける気ゼロ!
正面入り口前に数台自動車を駐車出来ますが、店裏にも数台分の駐車場があります。
ガラガラーっと引き戸を開けて店内へ。

うーん。昭和感があるやでさかいに。(´ー`)
(絶対に地元業者のカレンダーとか貼ってあるんだよね)
店内はテーブル席2つと座敷1つのみ!
MAXで8人くらい。3組来たらもう満席って感じ。
ジモピー御用達のお店なので、昼時は避けた方が良いよ!普通に満席になる。
しかし店内にはラーメンスープの良ーい香りがプーンと漂っている。
ああ、そうだ。山形の中華そば屋の香りってこれやんね。

メニュー。中華って書くのよね。
水中華ってのは、山形名物の冷やしラーメンの事。
冷やし中華とは違い、スープのある普通のラーメンを冷やしたようなイメージ。
メチャうめーんだなまたそれが!(*‘∀‘)
初訪問時はツレが中華、ワテはチャーシューメン大盛りを頼みました。(初訪問2009年)
厨房に繋がる扉を開けて注文。
(*‘∀‘)「中華とチャーシュー大盛りで!」 「あいよ」(・ω・ )
ほどなくして中華そば到着!


くぉおおお!!うっまそーーう!(∩´∀`)∩
たまらんぜこのビジュアル!もう絶対美味いって分かるじゃん。
まず香りが良いし。

まずはスープから。透き通ったスープだが、あっさりし過ぎではなく適度に油が浮いている。
ズズズ (。-`ω-)
うまっ!馬!(*‘∀‘)
めっちゃワテ好みやでさかいに!
なんか、肉でも魚でもなく、野菜っぽさのあるスープ。
そう、コンソメの様な。それでいて昆布っぽい美味しさも入ってる。
強烈さとか個性とかは強くないけど、いつまででも飲める様なスープ。
とにかくあとを引くんだよね。これよこれ、これが山形のラーメン、中華そば!

麺をリフトアーップ!!
太めの縮れ麺。山形は縮れ麺が基本です。
比較的あっさり系のスープが多い為、スープが良く絡むちぢれ麺との相性が良いのです。
するするするー (´~`)モグモグ
おおおおおおーー!! (*‘∀‘)
こりゃ、、こりゃワテ大大大好きやでええ!!!
めっちゃ美味いやん。なんか、程よいモチモチ感と弾力、そしてのど越しの良さ。
麺がクソ美味い。小麦の旨味を感じる麺。
何と言ってもそのちぢれ具合と加水率や太さなどとのバランスが最高で、まあ美味いのよ。
のどに通っていく感覚が、何とも言えないスルスル感があって、それがまた美味。
口の中での麺の食感、舌触り、噛んだ時の弾力、のどごし、とにかく心地よい。
その麺に対しての、個性の強くない普通に美味いスープ。
それが抜群の相性を生んでいて、もはや他のものが入る余地が無い感じ。
「こ、これは毎日食べられるヤーツやで!」

山形ラーメンの老舗はチャーシューは微妙な店が多かったりするんですが、ここのチャーシューは美味しい。
つっても主張し過ぎる事はない昔ながらの普通のチャーシュー。(もも肉かな?脂身少な目)

メンマとかも地味に美味いんだよね。
ネギや海苔も少し入ってるんだけどさ、これまた主張し過ぎる事無い地味な美味さ。
この、全てが主張し過ぎない事で全体が調和している感じがこのラーメン、中華そばの凄さだとワテは思うのです。
例えばスープがめっちゃ個性的とか、チャーシューが死ぬほど美味いとか、麺が超絶拘っているとか、そういうラーメン屋は昨今は多いのですが、そういう店のラーメンに点数を付けるとすると、
スープ100 麺60 具70 バランス70 合計300点
スープ65 麺75 具98 バランス75 合計313点
とか、そういうイメージなんですよ。
でも、このさかえ食堂の中華そばは違う。
スープ85 麺85 具85 バランス85 合計340点
そういうイメージなんです。
どの1つも、何かに超絶拘っている店のものにその1点では敵わない。
でも、全てが平均的に85点だから全体の総得点では最高格の点数をはじき出す、そんな感じのラーメンなんですよ!
なんでこんなに特別な特徴を持っていないのにこれほど美味いのか??
と疑問に思ってしまうほど美味い。そうこうしているうちに全て食い終わってしまう。

気づけば完食!びゃぁああ!うまひぃい!(*’▽’)
いや、めっちゃ美味いな。なんだろうこのラーメン。めっちゃ美味いな。
というかまあオユキの好みのど真ん中というか、もうとにかく美味い!(語彙力)
ああ~、このラーメン毎日食えるなあ。。
とか思ってたんですが、毎日どころか、その日の夜にはもう食べたくなっていました。
初訪問時からいたく感激してしまったオユキ、その後は山形へ行った際には必ず訪問する店となったのでした。(そうは言っても1年に1回行ければ良い方ですが)
このブログを書いている今は、初訪問からかれこれ既に15年。
ようやく、記事に出来たのです。
でも原因の1つが、「よし!さかえ食堂の記事書こう。写真写真っと。」
って写真を見ると、もう食べたくて食べたくてうずうずしてしまうからというのがありました。
事実、今このブログを執筆していて、涎がマジ出てくるやでさかいに!
今は引っ越しなども重なり更に山形県が遠くなり、なかなか訪問出来ない日々に悶々としているのです。ガッデムヽ(`Д´)ノ
さかえ食堂には中華そば以外にもメニューがあり、


オユキはやきそばや水中華なども食してきました。
焼きそばはしっかり水分飛ばしてソース感じるやつで、美味しい。
ここの水中華は少し酸味をきかせたスープで、一般的な冷たいラーメンとは違い、中華そばのスープとはちょっと趣が違いました。
少し酸味が入っていて冷やし中華よりの味。
でも暑い夏には食いたくなる感じ。美味しかった。
まあでもやっぱり、最終的には中華そばを食いたくなってそれに落ち着きますね。



何度来たって同じ味。あの味。何回食っても食い足りないこの中華そば。
きっとオユキの家の近所にあったら週5日通って、ワテは糖尿病になるんだろうなって思っちゃう。

やっとブログに書けた。ほっとしています。
実はここの大将ももう高齢で、いつ閉店するか分からんのです。
なんか一度体調崩して休業してた事もあるそうで。
10年後にはもう食えないだろうなあ、とか思うと、ちょっと無理してもまた山形行かなきゃなって。
上の方で書きましたが、本当に全てが平均的に高得点で総合1位みたいなラーメンです。
というか食というのは好みの問題が大きくて、ワイのツレはそれほど感激していなかったわけなので、オユキにとって最高のラーメンというのが正しいのでしょうけどね。
でもね、やっぱりこのさかえ食堂のラーメンはワタクシオユキにとって、第1位のラーメンなのです。
北は北海道、南は鹿児島までラーメンは食べて来たけど、どうしても結論はさかえ食堂。
こここそ、ワテの思う最高の中華そば、最高のラーメン。
可能であればずっとずっと同じ味でいつまでも続いてほしい、そんな稀有な店なのです。
地元密着で店舗を増やそうなどという考えもゼロ。
県外に進出しようなどいう考えもゼロ。ただ一店、住宅街の中に昔からずっとある。
でもだからこそ、この味なんだろうなあ。
自己顕示欲強い商売人には作れない味なんだと思う。
ただ仕事し続ける。地元民に愛される、ビジネスではなく、本当の職人のお店。
最高です。大好きです。
皆さん、山形県赤湯へ行く機会があればぜひ一度さかえ食堂へ!
それでは皆さん、ごきげんよう (´ー`)/
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