大阪府 【人類みな麺類】

※追記あり

こんにちは。オユキです。(・ω・)/
西日本や関西は基本的にうどん文化です。
特に大阪ではその傾向が強く、ラーメンは関東の方が質・量共に充実しています。
が、近年は大阪でもレベルの高いラーメンが増えてきました。
今回は大阪市の南方駅にある「人類みな麺類」というお店を紹介します。
新大阪駅からも歩いて行ける距離にあり、連日行列が出来る人気店です。
かなり変わった名前のお店だったのでだいぶ前から気になっていたのですが、今回ついに偵察してまいりました。
場所はこちら↓

お店に駐車場はありません。(近隣にコインパーキングあり)

人類・蘭州01

白い暖簾のかかっているところが 人類みな麺類 です。

オユキが到着した時にはすでにこの行列!
混雑が予想されるお昼の時間帯を避け、午後3時くらいに行ったのですが土曜日という事もあり入店を待つ人でいっぱい。
雑居ビル群の一角にあり、店名が書かれた看板などもないので一見分かりにくい。
行列の人数を数えたところ、約40人でした。
回転が速いので1人あたり1分で計算すると良いという情報を得ていたのですが、甘かった。
実際には40人の行列で100分待つ事になりました。(´・ω・`)
そりゃそうですよね。いくら何でも1分でラーメンを食べられるわけがない。
1人あたり2.5分くらいで計算すると、正確な待ち時間に近いと思います。
この日は風が強い上に寒く、待つうちに唇が青くなるほど冷えました。
店員さんが行列で待つ人達にホッカイロを配ったほどです。
寒くて死ぬかと思った100分間。ついに行列の先頭までやってきました。

人類・蘭州02

何屋なのかわからない入り口

暖簾がかかっていますが、店名などは一切書かれていません。
もし事前情報がなく、行列もなかったら間違いなく素通りしてしまいます。
店なのか、家なのか、金属なのか粘土なのか、それすら我々の科学力では分からないのだ。

人類・蘭州03

店内

温かい店内に入るだけで生きかえるような心地でした。
やはり美味しいお店の例にもれなく、店員には活気があって掃除が行き届いている。
そしておしゃれなお店ですね。
店長さんはミスチルの大ファンのようで、店内にはミュージックビデオが流れています。

さてさてメニューメニュー!こちとら腹減っとんじゃ (`□´)ノ

人類・蘭州04
人類・蘭州05
ふむふむ( ・ω・)
基本のメニューは三種類。それにサイドメニュー。
店名が意味不明オリジナリティのあるものなので、メニュー名もやはり変わっています。
らーめん原点、らーめんmicro(ミクロ、もしくはマイクロ)、らーめんmacro(マクロ)、
原点は基本的な醤油ラーメンで、マイクロは醤油を突き詰めたラーメン。
マクロ的な視点で作った塩ラーメンがマクロという事だろうか。
全てのラーメンで「薄切り焼豚+煮卵」or「厚切り焼豚」
「薄切りメンマ4本」or「厚切りメンマ2本」、どちらかを選択します。
オユキは塩味の気分だったのでらーめんmacro、一緒に行ったツレはらーめん原点をチョイス。
そして100分も並んだんじゃ!+100円で麺も大盛りに決まっとる!(`□´)ノ
ここは焼豚が美味という情報を得ていたので、迷わず厚切り焼豚、そしてメンマも厚切り2本を選択。
でも煮卵も食べたかったので、+50円で煮卵も追加。厚切り焼豚と煮卵の二刀流である。
ついでに滅多に来れないという事でギョーザも注文。ワクワクして待ちます。
10分ほど待って、いよいよお目当てのラーメンが到着!

人類・蘭州06

らーめんmacro 麺大盛り厚切り豚+煮卵

 

人類・蘭州07

らーめん原点 麺大盛り厚切り豚+煮卵

うっひょぉぉおお~~~~!!うっまそうー! ( ^ω^)/ ヤッタゼ♪
見よ、この焼豚のビジュアル!まるで角煮である。
そして粗目に切った白ネギとメンマ。おまけで卵。最高だ。
麺は太め。どちらもスープは澄んでいて程よい脂。

人類・蘭州08

macroのスープ

もう待ちきれない!いただきます ( ^ω^)/
まずはスープから。。おお( ゚o゚)
凄い貝の出汁!そりゃ人気店になるわけだわ。
アサリ、シジミの旨味が凄い。そして程よく甘みがあります。
これは、スープだけいくらでも飲めてしまうような美味しさ。

人類・蘭州09
そして麺!これは太めで美味しそうな麺だ。
オユキはモチモチとした食感の柔らかめの麺をビジュアルから予想。
しかし、それが違いました。予想外のかん水の強さ!
うお!( ゚o゚) なかなかのコシ!そしてかん水の香りが強い。
例えるなら、ちょっとスパゲッティーみたいな食感の麺です。
表面のエッジをしっかりと感じるような麺で、柔らかそうな見た目とはかなり印象が違います。
モチモチした麺ではなく、ガッシリした麺。
コッテリではない澄んだスープにかん水の強い太麺を合わせてくるとはちょっと珍しい。
普通はこういう強い麺はコッテリスープでないと麺が独り勝ちしてしまいますが、
あっさりとしていても出汁感、旨味の強烈なスープなので強い麺でも大丈夫なのでしょう!
これがなかなかどうして、とても美味しい!(*‘∀‘)

人類・蘭州10
そして噂の焼豚。もう見ているだけでヨダレが出てくる。。
これがまた素晴らしい。箸でちぎれるほどの柔らかさで、肉の臭みなど一切ない。
そして脂はしっかりとあるのに、くどくない。
一口頬張れば肉の旨味と上品な脂、そしてスープの旨味が広がる。
ああ、幸せ。(*’▽’)
なるほど。。やっぱり行列が出来る理由があるんですね。美味しいです。
やはりこのお店の焼豚は厚切りを注文した方が良いと思います。
※実際厚切りが多く出るのか、焼豚が売り切れ次第営業終了するそうです。
ツレが注文した原点の方も味見してみました。
鰹の出汁が凄く強く、けっこう甘味も強いスープでした。

人類・蘭州11
ラーメンを夢中で食べていたので存在を忘れていたギョウザが到着。
こちらはニンニクではなく、生姜が効いたギョウザです。
女性でも気兼ねなく食べる事ができますね。普通に美味しいです。
いやしかし、ここはラーメンと焼豚が素晴らしい。
ギョウザも良いけど、選ぶなら麺大盛りだと思いますよ! オユキはどっちも選んだけど(^ω^;)
なんと太麺では珍しく「替え玉」もあります。
普通盛りを食べて足りなければ替え玉を追加しても良いかもしれませんね。

いやあ。。美味かったぜぇ!!
人類みな麺類というふざけたオリジナリティのある店名ですが、そのラーメンは拘り抜き、実直に作られた逸品でした。
ここは姉妹店などもいくつかあるそうで、くそオヤジ最後のひとふりとか、世界一暇なラーメン屋とか、やはりふざけたオリジナリティのある店名です。
いずれ機会があったら姉妹店も偵察してみたいと思いました。

けっこう重みのあるしっかりした麺だったので腹持ちも良し。
夜になっても全然お腹が空きませんでした。(^ω^;)
西日本にもラーメンが充実してきて嬉しい限り。
みなさんも大阪へお越しの際はぜひ一度、麺類になってみてはいかがでしょうか?

それではみなさん、ごきげんよう ( ^ω^)/~~


※追記
非常に美味しかった人類みな麺類のラーメン。
最近大阪市内へ行く事があったので再訪してみました。

最近は店舗が拡大され、数軒隣に人類みな麺類の第二店舗の様なものが出来ていました

今も行列の多い大人気店の様で、店舗が拡大されていました。
(建物は少し離れていますが、支店ではなくあくまでも同じ店)
新店舗の方で営業するか、旧店舗の方で営業するかはその日によってまちまちの様です。
中で働いている人達は同じなので、同じ店の旧棟と新棟という感じ。

店内は変わらず清潔でおしゃれ。
一部例外はあるけど、やっぱり美味しいお店って清潔な事が多いです。

基本メニューは変わらず、原点・ミクロ・マクロの三種類。
しかしトッピング形態が変わった様で、焼豚はデフォルトで大きなサイズになり、麺の大盛りは無くなり替え玉のみになっていました。
(以前は焼豚の品切れで終了する事が多、それを避ける為に全ての注文で同じ焼豚を出すように変えたのだと思われます。)

らーめんmacro メンマ・煮卵トッピング

大盛りは無くなったので普通盛りに。
相変わらず貝出汁の旨味が強く、メンマや煮豚などの具も実に美味い。
煮豚は大きく赤身、脂身がバランス良く、それでいて全くしつこくないのが凄い。
以前のでっかいトッピング煮豚と同じ大きな煮豚です。

完食!macroはスープも濃くないので全部飲めてしまった。

実は人類みな麺類は朝ラーで開店少し前に行くと長時間並ばずに入れる事を知ったオユキ。
また行く機会があったので、今度は日曜の朝に行ってみました。
(ちなみに2021年現在、平日は朝ラー専用ラーメンで、土日のみ朝に通常メニューを食べられる様です。
つまり、通常メニューを長時間並ばずに食べたければ、土日の朝に行くべし!)

開店15分前に行くと、行列もせいぜい4~5人程で開店直後に入店出来ました。
そして今回ついに、まだ食べていなかったらーめんmicroを注文。

らーめんmicro メンマ・煮卵トッピング

(ノ・ω・)ノオオオォォォ-!!
これは、醤油の強いワイルドな見た目。
microは醤油のえぐみや酸味、塩味などをあえて排除せずに醤油の魅力を引き出した一品。
富山ブラックや高井田系ラーメンの様な、非常に濃い醤油色のラーメンです。
さて、ではいただきます。
(´~`)モグモグ  ・・・・・
美味い!!すげえ美味い!!

スープは見た目通りかなり濃くそのままでは少ししょっぱいのですが、これが麺との相性抜群。
これだ!!今までmicroを食べていなかった事を後悔しました。
醤油は酸味や苦みも感じられる、まさにメニューの説明通りのもの。
大阪で同じく有名な鯖六製麺所などの酸味を感じる醤油スープに近い系統です。
人類みな麺類の麺はまるでスパゲッティの様な太いストレート麺で強烈なのですが、まさにこのmicroの濃い醤油スープの為にあったのだなあ!と思わせてくれるほど相性が良い。
いくらでも食べられてしまう。美味い美味い!
これは、とても普通盛りでは足りない!!(ノ`□´)ノもっと麺をくれ!

そこで替え玉を注文。具を残しておいて良かった。(*‘∀‘)
かん水がしっかりと入ったコシの強い麺がこの強烈な醤油味とマリアージュ。

煮卵も完璧な半熟なり

オユキは麺の固さやスープのしみ具合が変わってしまうので、基本的に替え玉は好きではありません。
大盛り派。しかし、このmicroに関しては替え玉で熱々の麺を入れてもすぐに強いスープが馴染んでくるので、替え玉も良いなあ!と感じさせてくれました。
ツルツルと麺がいくらでも胃袋に入れられる。
醤油が強烈なのに、麺も強烈だから中和してくれて決して食べていて醤油飽きしない。これは凄い。

濃い濃いスープ

さすがにmicroのスープは塩味が強くて全部飲む事は出来ませんでしたが、最高の一杯でした。
正直に言うと、macroや原点は強烈な麺に少しスープが負けている感じがあったのですが、microは麺とスープが最高の相性、これ以上ないベストカップルという素晴らしさでした。
ただ、醤油の酸味やえぐみは人を選ぶので、万人向けはmacroかなと感じます。
micro→この店の最高傑作、しかし人を選ぶ。
macro→万人向け。誰が食べても美味しいと感じる。

そんな感じです。偉そうな事を言うけど、もしかしたらmacroや原点はもう少し細い麺に変えた方が良いかもしれないと、今回microを食べて感じました。
この麺はmicroの為の麺です。それくらい、最高の相性でした。

なんと、サブスクも開始。なぜかウンチ💩

メニューを3つに絞って、拘った美味しいラーメン。
店員さんも皆やる気があって、仕事が丁寧だと感じるお店です。
店主(オーナー)と思われる方もいつも厨房に立って自分のラーメンに入魂しているかの様に作っています。
単に儲かれば良いとか、事業拡大出来れば良いとかではなく、とにかく自分が作りたい拘りのものを作って客に喜んで貰いたいという気持ちが伝わって来るお店です。
店主が大好きだと思われるミスチルの映像がいつも流れている人類みな麺類は、やはり行列が出来るだけの名店なのだなと再確認致しました。
(なんか凄く、カンブリア宮殿を見ている様な気分になってくる仕事っぷりと店内です。分かる人には伝わるはず。)

日曜日の開店ちょっと前に行けば、殆ど並ばずに入れるよ。
(*‘∀‘) ミンナニハナイショダヨ


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