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和歌山県 箕六弁財天社 (パワースポット)

和歌山県に個人的に凄く好きな神社がありまして。とても綺麗な場所なのです。
あくまでオユキの主観ですが、知られざるパワースポットなのではないかと思っております。
オユキは伊勢神宮だとか天橋立の真名井神社だとか、パワースポットとして有名な場所に行くと頭がクラクラするような感覚を覚えます。
パワースポットというのは地層の影響で磁場が周囲と異なる場所であって、クラクラした感覚を覚えるのはその影響であり、古来より人々はそういった場所に神聖を見出した。などと言われる事もあるようです。
ま、正直オユキはパワースポットがどうだとかは二の次で、個人的に綺麗と感じる場所が大好きなのです。
そして、そういう場所に時々行きたくなります。

山の中の神社などはなんというか、幻想的だけど怖くて綺麗とは違う感覚を覚える場所が多いのですが、和歌山県にある箕六弁財天社(みろくべんざいてんしゃ)はとても綺麗に感じます。
伊勢神宮とか室生の龍穴神社、このブログでも以前に書いた恵利原の水穴や平泉寺白山神社などが私が綺麗だと感じる場所ですが、それらは既にかなり有名で観光客や参拝客もたくさん訪れています。
が、和歌山の箕六弁財天社は周囲の村人以外にはほとんど知られる事もなく、山の中にひっそりと佇んでいるのです。
それでいて、ただならぬ格式の高さ、気品の様なものも感じさせる稀有な場所です。

ちなみに、みろくと聞くと仏教の弥勒菩薩(みろくぼさつ)を連想してしまいますが、弥勒菩薩との関係はなく、箕六地区という場所にある弁財天社だから箕六弁財天社なのです。
過疎高齢化で維持管理が難しくなってきた地方の小さな神社仏閣。
パワースポットブームは、神社仏閣に興味を持つ人が増えたという良い側面もありますが、増えすぎた参拝客がゴミを残したり迷惑行為を行ったりする事もあり、全てが良いとは言い切れません。
なのでわたくしオユキ、この箕六弁財天社は大切な人にだけこっそり教えればいいと思っておりました。

が、最近になって少し思い直しました。
というのも、ここは余りにも人に知られていないために参拝してくれる人が少なすぎるのです。
過疎化が問題ではなかった昔は周囲の集落の人々によく管理され、沢山参拝されていたのですが、今日では集落の人ですら荒れない様に管理するのがやっとという状況です。
で、やはり人が余りにも来ない場所は寂れていってしまうのです。
ここは見た目だけで言えば既に寂れていて廃神社か?などと疑ってしまうような場所ですが、決して空気は寂れず綺麗なままの不思議な場所です。
もしそういう場所に興味がある人がいるならば、外部の人でも良いから参拝した方が神社にとって良いのではないか。
最近オユキはそう思ってきたのです。

そこで、今回は箕六弁財天社の詳細な場所を紹介したいと思います。
まず厳密な緯度と経度を記載します。
北緯34度07分01.9秒 東経135度21分14.1秒 です。
ネットやGoogleマップなどでは「34°07’01.9″N 135°21’14.1″E」で検索して見てください。地図上に厳密な場所が表示されるはずです。
実際に地図上で見ると下の場所になります。

和歌山県北部、和歌山市や大阪に近い側です。
住所としては和歌山県海草郡紀美野町箕六となります。
紀美野町(きみのちょう)の箕六地区にある神社なわけです。
オユキが初めて訪問した2012年の頃は、まあ辿り着くまでに大変苦労したのですが、昨今(本記事再編集時点2025年)はGoogle mapの精度も向上した事で、多分グーグルさんの案内に従えば普通に辿り着けると思います。
今では箕六弁財天社で検索すると普通にマップに出てくる様になっています。
(初訪問当時は地元の人に話を聞いても分からなかったり、道を何度も間違えたり本当に大変でした)

こういう感じの狭い道を進む事になります。
バイクで行くのがベストです。
エルグランドとかレクサスLFAで行くのは本当に止めた方が良いです。
多分詰みます。

土曜日のみ営業する岳人というパン屋さんが途中に出てきます。
幻のパン屋として、結構遠くからも人が来るとか。
ワイは結局時間が合わなくて一度も行けませんでした。(いつか行ってみたい!)

蛇岩大明神という神社も近くにある様でして。
真っすぐ進んでいるとそっちに行ってしまいます。
箕六弁財天社へ行くには写真の場所でヘアピンカーブを右折する必要があります。

ここを登っていく

箕六集落を通り抜けて更に進む。

春は桜が綺麗やで

落ち葉などが多いので、バイクで行く際にもスリップには注意です。
自動車にしても山道の運転経験が少ない人は止めといた方が無難です。

ここを左折。ここを直進して迷ってしまう人もいるみたいです。
良く見ると、箕六弁財天社という表示があります。

ぱぁーっと開ける場所に出る。
ここまで来ればほぼ到着です。少し進むと、、

ハイ到着!この左側の山道みたいな場所の先が箕六弁財天社です。
ですが駐車場はこの先なので、一度先に進みます。

この左側のスペースが駐車場です。
ご覧の通り大型車ではかなり厳しいですし、小型車でも2台が限界かな。
バイクで行くべき場所だと思います。せいぜい軽自動車。

さて、ここに駐車したら先ほどの場所へ歩いて戻ります。

ちゃんと石柱があります。ここから山道を登っていく。
山道と言っても5分もかかりません。ちょっとだけよ♪

しっかりと間伐された山ですが、本当にこんな場所に神社があるのか?と不安になってくるような獣道の参道が続きます。
まあしかしせいぜい2分ほど登れば鳥居が出てきます。

はいよー!到着。
見よ!この圧倒的な雰囲気!凄いでしょう。

ジブリの世界みたいやないですか。
凄いっしょ。この趣。この空気。
全国探してもここほど深い雰囲気を持つ場所はなかなか無いと思う。
初めて訪れた人はちょっと怖いと感じるかもしれませんが、大丈夫です。
決して怖い場所ではありません。
むしろ良い空気のある場所なので興味がある方はぜひ参拝しに行ってください。

参道の階段も苔むしていて雰囲気がある。

本殿が見えてくる。凄い!ここはマジ俗世感から隔離された聖域や!
オユキはこのビジュアルに惚れてしまったのです。
パヤオ・ミヤザキが描くもののけ姫の世界にいるみたいです。
マジパヤオをここに連れてきたら感動すると思う。
パヤオをここに連れてきて、ヒゲをピンセットで一本一本抜いてあげたい。

そして大門を抜ければそこにあるお社。
いやあ、凄い雰囲気。
ここだけ時間が止まっているみたいな場所。
弁財天社ってだけあって、祀られているのは市杵島姫命(イチキシマヒメ)という女神。
市杵島姫命は世界遺産でもある厳島神社や宗像大社などに祀られている宗像三姉妹の三女であり、三女神の中でも最も美しいとされています。
その美しさから、神仏習合の時に「仏教の弁財天の事だろう」と、同一視されました。
明治に神仏分離が行われ、「やっぱ弁財天と市杵島姫命は別の神」という体になりました。
ですが神仏習合時代のなごりで今でもここは箕六弁財天社という名称になっています。
ちなみに、イチキシマヒメを祀るから、イツクシマ神社なんですよ。
慈しむ(いつくしむ)、という言葉とも関連があり、慈しむの語源はイチキシマヒメという説もあります。
全国にたくさんある厳島神社の分社には主に市杵島姫命が祀られています。

しかしなぜ、和歌山の山奥に市杵島姫命が祀られているのか。
大昔の戦乱の時代、平地は戦場となりこの地に逃れた民がいたそうです。
箕六地区のご先祖様達ですね。
生きていくために山でも開墾をするわけですが、鳥獣による食害が酷く住民は作物を収穫できなくなってしまったそうです。
困り果てた時に住民の一人がある夢を見ました。
夢の中で、
「安芸の宮島の大神(厳島神社の市杵島姫命の事)を祀れば、鳥獣は退散するだろう。」
というお告げを聞きここに祀った所、鳥獣被害が皆無となりました。
それにより住民はこの地での生活基盤を築き、子孫を繁栄させる事が出来たそうです。
これが西暦885年の事。
つまり、この箕六弁財天社は1100年以上の歴史があるのです。これもかなり凄い事。
山の中にある小さな神社がそこまでの歴史を持つことはあまり多くはありません。
西暦885年には既に宮島の厳島神社がありましたが、平清盛が現在のような水上社殿に整備するよりも前の時代です。
驚くべき歴史の深さですね。本当に貴重な神社だと思います。
さて、お社の脇に大木があります。

これが樹齢500年を超える和歌山県最大の桂(カツラ)。天然記念物。
凄い貫禄がある。静まり返った境内にあって、ひと際存在感を放っている。
悠久の時を過ごしてきた大木にとっては、人間など赤子の様なものだろう。
大木マニアの人達はこのカツラが見たくて参拝に来ることもあるのだとか。
そもそも最初、オユキはこの木を見てみたくてここへ来たのでした。

しかし桂のみならず、神社と参道、山道、全ての雰囲気が良くて惚れ込んでしまったのです。

最近訪問した時には写真の朽ちた木札などは撤去されていました

いやあ、良い。ここは良い。
しつこいけど、全国探してもここほど雰囲気を持っている神社はそうそうない。
高齢化の時代、箕六地区も人手が足りないのか、境内は少々荒れています。
しかし完全には荒れていなくて、榊やしめ縄がきちんと交換されていたり、こんな奥深い山の中にあっても今でも大切に守られている事が窺えます。
過疎化で神社どころか集落まで消えていってしまう時代。
本当に貴重な場所だと思います。いつまでも残ってほしいなあと私は思うのです。
とても良い雰囲気の神社だと思いますので、興味のある方はぜひ参拝してみてください。
また、お賽銭もしっかり入れてあげてください。
管理するだけでも大変な場所ですから。

道の途中には絶景ポイントもあります。

非常にわかりにくい場所、そして奥深い山の中にありますが大変貴重な歴史と文化、そして空気や美しさを持った稀有な神社です。
こういった場所に興味のある方はぜひ参拝してみてください。
なかなか人が来ない場所ですから、参拝の際にはちょっとお掃除などすればなお良し。
パワースポット感あるから良い事あるかもよ!
ただし!集落の人に迷惑のかからないように、バイクか自動車1台で行ってください。

ちなみに、7・8・9月の参拝はお勧めしません。
草がボーボーで虫が多いからです。4月、10月などがベストだと思います。
12・1・2月も雪や凍結が恐いので避けた方が良いでしょう。

長くなりましたが、それではみなさん、ごきげんよう ( ^ω^)/˜˜˜ココハトテモヨイトコダヨ

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