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徳島県 祖谷のかずら橋

徳島県には日本三大奇橋とされるかずら橋があります。
ただし、「日本三大○○」などは地方によって言っている事がまちまちだったりして、実際に日本三大とうたっている場所を数えてみると3つどころか10を超えることすらあります。
ちなみに世界三大料理とはフランス料理・中華料理・トルコ料理とのことですが、これは日本人が勝手に言っているだけのことだそうです。
どうせ日本人が勝手に言っているだけなら、なぜ日本料理を入れなかったのか。
はなはだ疑問でする。(^-^;


徳島県のかずら橋、高所恐怖症の人には非常に厳しい橋だという事を聞きつけ、さっそく突撃してまいりました。
場所は徳島県三好市の祖谷(いや)にあります。(そや じゃないよ!)
この辺りは山が深く、有名な大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)など、自然の見どころたっぷりの場所です。漫才コンビみたいな名前よね

国道から県道へと入り、山道を登っていくと祖谷への入り口が出てきました。

「ようこそ祖谷へ」 そして予想外のかやぶき門!でも骨組みは鉄骨やで。
ついつい写真を撮ってしまったオユキでした。
クネクネと続く山道を登って行きます。

こんな感じの道が続く。
しばらく進むと、かずら橋夢舞台という道の駅のようなショッピング施設が出てきます。

なかなか凄い建築物です。お金がかかっています。
この施設にも駐車場がありますが、付近にはいくつか個人所有のものと思われる観光用駐車場があります。
値段が少しお安いので、そちらの個人駐車場のほうへ車を停めることにしました。( ^ω^)
300円の駐車料金を払おうと駐車場入り口のおばちゃんの所へ向かうと、、

人形だった。
怖ぇーよ!! 危うく話しかけるところだった。
人形の横にあるポストに300円を入れる時は、人形が襲い掛かってくるのではないかとちょっとビクビクしました。
(´ヘ`;)
この駐車場から歩いて5分ほどの所にかずら橋があります。
少し歩くと、いやけい大橋が出てきます。

案内に従って進んでいくと、ついに。

かずら橋だ! 近づいてみる。

∩( ・ω・)∩ おおおおお  これは凄い貫禄。
橋を守るように両側に大木があり、その大木に支えられるような構造になっている。
植物で作ったロープでそれらが連結されており、なんとも古風。
しかしそれでいて全体の形といい、質感といい、実に荒々しくも美しい。

「こりゃ良いものを見に来たもんだわ。( ^ω^)」
と、早速橋に向かうと、
 「大人500円」 えええ!!橋渡るのに金取るのかいな!
無料で渡れると思っていたオユキでした。(つω-`。)

しかし考えてみればこれだけの橋、維持費だけでも大変なもの。
また、怖くて途中で渡れなくなってしまった人の救出など、人の目の監視も怠れない。
料金を取るのは当たり前のこと。
「しかし500円ってちょっと高いなあ。(´・ω・`)」
などと観光コジキ的な事を思いながらチケット購入。

いざ!かずら橋へ。

うーむ。ほんとに木とツタで出来ている。
しかし大木と同化していて、周囲の景色との一体感も抜群。とても美しい。

かずら橋は木材をロープで縛っただけの床面であり、それもそれぞれの間隔が隔ててあり、穴だらけ。
これが高所恐怖症の人には厳しい橋だという所以なのです。
オユキは比較的高い所が平気な方なので、躊躇い無く突入。

だがこれが予想以上にスリル満点。いや、侮っていました。。
例えば高い場所にある展望台、普通のつり橋、柵は無くても床面がしっかりしている橋など、特に恐怖を感じた事は無いのですが、それはひとえに床面が連続した板だからなのです。
床面が強化ガラスで透けて見える展望台でも私は怖さを感じません。
それはガラスがあり、穴が開いていない安心感からです。
しかしかずら橋は違う!
木と木の間に子供ならそのままスルーして川に落ちてしまうほどの隙間があります。

いや、これはなかなか怖い!
手を離すことがなかなかできませんでした。(柵をしっかりと握っていた。)

写真だとわかりにくいのですが、実際にはけっこうな高さがあり、下に落ちたら死ぬだろうと思わせてくれます。
岩がゴツゴツと点在しているのも相まって、結構な恐怖を味わえます。

しかし橋から見える景色はなかなかに絶景。

そしてやはり感心するのは、木で編んで作った橋の構造。
現代ではコンクリートで作ったほうがよっぽど安く済むし、維持費も少ない。
こういう橋を残してくれるのはとても嬉しい。
そして無事に渡り終えました。反対側からも橋を撮影。

良い建築には構造美を感じますが、この橋にも感じます。
丸太が野性的で荒々しい。カッコ良いよね!
まあさすがに現在は見えない部分に金属製ワイヤーなどを使っているのかもしれませんが、ほとんど昔のままの構造。
一説では、かつて平家の落ち武者が祖谷に逃れ、敵が襲ってきてもすぐに切り落とせる橋を作ったのだとか
昔は全部で13本のかずら橋があったそうで、もっと規模も小さいものだったのでしょう。

自然に溶け込むその姿は絵に描きたくなる。
橋を渡るだけで500円!と最初は思っていましたが、いや、500円は高くなかったです。
そこらへんのジェットコースターに乗るよりもスリルが味わえます。


実は現存するかずら橋は今回紹介したものだけではなく、奥祖谷二重かずら橋というものがあるそうです。
オユキはそのことを知りませんでした。(つω-`。) 
そちらもいつか偵察してみたいと思います。

かずら橋を渡った先に琵琶の滝があります。

こちらもとても美しい滝ですので、ぜひお見逃しなく。
隣には食堂があり、アユやアマゴの塩焼きなどを販売。

外で食う川魚の塩焼きは最高! ホクホク( ^ω^) 

ちなみに、もし可能であればかずら橋は平日に行くことをおすすめします。
徳島では有名な観光スポットですので、休日には大変な人だかりになります。
休日に行くと、、

こうなります。(つω-`。)
橋の端から端まで人だらけ。前の人の頭で橋を撮影することすらできない。
また、人が多いと恐怖もあまり感じなくなります。
美しいかずら橋の構造を楽しむゆとりもなくなりますし、ぜひとも閑散期の平日を狙っていただきたい。

祖谷にはかわいらしい観光バスも走っていますので、マイカーでなくてもかずら橋まで行くことができます。
ちなみに高所恐怖度は三徳山よりは低いです。(。-`ω-)つ三徳山
あそこは高所恐怖症の人は絶対に行かないように。w
長くなりましたが、祖谷のかずら橋。徳島へ寄った際にはぜひ!

それでは皆さん、ごきげんよう。 (*‘∀‘)/˜˜˜

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