和歌山県 橋杭岩 へ行ってきました

和歌山県串本町、紀伊大島のすぐ近くに橋杭岩(はしぐいいわ)があります。
海岸沿いの国道42号線を車で走っていますと橋杭岩が見えてきます。
多くの観光客が立ち寄る場所です。
あるときたまたま通りかかってその景観が気に入り、ワテスも立ち寄ったのでした。
駐車場はとても広く、そして無料です。 o( ^ω^)o

その名の通り、まるで橋杭のような岩が海岸にそびえ立っている場所なんですね。
さて、橋杭岩について書いてある看板を見てみるか。

出たあぁぁあ!! 弘法大師ゆかりの地や!
あのですね、西日本において弘法大師とはヨーロッパにおけるキリスト、数学界におけるオイラー、のようなものでございまして。。
実際に弘法大師(空海)の業績は計り知れないものがありますが、そんなありがたい弘法大師の恩恵に授かろうと、西日本ではありとあらゆる観光地、景勝地などが弘法大師ゆかりの地だとうたっているのです。

「ここはかつて弘法大師が、、、」という場所のなんと多いこと!
山の中の小さな湧き水、谷、山、海、寺、橋、道、石垣、食い物、etc…
あまりにも弘法大師ゆかりの地が多すぎて、旅をしているとまたおまえか!!と叫んでしまいます。
そんな弘法大師ゆかりの地はその伝説の多くが実にぶっとんだ深い話ばかりでございます。
ここで大師が杖で岩をつつくと、水が出て村人が救われたそうな。それがこの井戸じゃ!」みたいなのが沢山あります。
岩をつついて水を出すとはまるで旧約聖書のモーセでございますね。
つーか元ネタはモーセの可能性が高い! 月間ムー

さてさて、看板を読んでみると、、
「弘法大師が大島へ渡るために天邪鬼(あまのじゃく)に手伝わせて橋を架け始めたが、天邪鬼がくたびれて鶏の鳴声をまねたので大師も夜が開けたと思って中止し、その橋杭だけが残ったといわれる。」
・・・・・。

なるほどなるほど。実に信憑性の高い話だ。
人ではなく天邪鬼を手伝いに使うあたりに、弘法大師のマジキチユニークさがうかがえる。
またWikipediaで橋杭岩について調べてみると、

「昔、弘法大師が天邪鬼と串本から沖合いの島まで橋をかけることが出来るか否かの賭けを行った。弘法大師が橋の杭をほとんど作り終えたところで天の邪鬼はこのままでは賭けに負けてしまうと思い、ニワトリの鳴きまねをして弘法大師にもう朝が来たと勘違いさせた。弘法大師は諦めて作りかけでその場を去った。そのため橋の杭のみが残ったという。」

なるほど。こちらも実に信憑性の高い話だ。
天邪鬼の賭けの誘いに乗ってあげる優しさが、大師の偉大な人間性を感じさせてくれます。
そんな弘法大師の作りかけた橋杭がこちら。

弘法大師の怪力には誠に感服いたします。
三徳山で投入堂を山へ向かって投げ飛ばした役行者(えんのぎょうじゃ)レベルですね。
( ・ω・)つ三徳山

短いですが動画で全景を撮ってみました。

満潮時でなければ歩いて橋杭岩の近くまで行くこともできます。

荒々しい岩の造形が美しい。自然の弘法大師の力のすごさを感じます。
海の水もとてもきれい。( ^ω^)

もちろん生物の宝庫!お魚もたくさんいます。
サンゴもいっぱい。

「あ!ナマコだ! 美味そう!」
これ見て美味そうと思った自分は食いしん坊レベル82でございます。
いろいろな形の岩があり、見ていて飽きない。( ^ω^)

上の写真の右の岩が、一点で支えられていてまるで浮いているように見えておもしろかった。
いやはや大自然の弘法大師の力は凄いものです。
さて、ナマコも見たし腹が減ったぜー (´・ω・`)

橋杭岩の売店を見てみると、、

焼きとび!
なんじゃそりゃ! ( ̄□ ̄;)
トビウオを焼いたものか?まさかトンビを焼いたものじゃあるまいし。
って60円! 妙に安すぎる。で買ってみたら、、

魚のすりみで作った天ぷらを焼いたものだった。( ^ω^)
♪ウマウマ♪ 売店ではみりん干しや干物なども売っていました。

この橋杭岩、朝日が非常に美しく見える場所としても有名らしいです。
今度行くときは朝日を見てみよう! ( ^ω^)/
みなさんも和歌山県串本町へ行った際にはぜひ!

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