ポーランド シフィドニツァの木造教会

前回の記事で紹介したヤボルの木造教会の近くにシフィドニツァの木造教会があります。
( ・ω・)つヤボルの木造教会(前回の記事)

さて、やってきましたシフィドニツァです。
ヤボルから近く、35kmほど。自動車で40分ほどで到着しました。

シフィドニツァ01

シフィドニツァには駐車場がなく、このように路上駐車をします。
(※現在はあるかもしれません。)

シフィドニツァ02

ポーランドの観光地には至る所に有料路上駐車券自販機が設置されています。
お金を払おうとしていたらタバコを吸いながらポーランド人のおじさんが近づいてきました。
おじさん「(´Д`)y─ To nic nie kosztuje, ponieważ dziś jest niedziela
オユキ「やべえ全力でポーランド語や、全然わからへん。。(´Д`;)」
案の定英語はほとんど通じないおじさん。身振り手振りでやりとりしました。
最初オユキは、「ここは駐車できないよ」と言われているのかと思いました。
しかしどうも違う。あーだこーだおじさんが必死に訴えてくれて、やっと解決しました。
つまりおじさんはこう言ってくれていたのでした。
(´Д`)y─ 今日は日曜だから、駐車料金無料だよ!
なんとポーランドのおじさんはわざわざ駐車料金無料を教えてくれたのでした。
なんて親切なおじさんなんだろうか。オユキは驚きました。
世の中良い人も悪い人も沢山いますが、ポーランド人は純朴で善良な人が多い印象を受けました。
っていうか明らかに外国人でポーランド語通じなさそうな人なのに臆せずジェスチャーで教えてくれるおじさん親切すぎやろ!
タバコのおじさん本当にありがとう! ( ^ω^)ホクホク
だけどタバコ2cmくらいしか残ってないのに吸ってたのは火傷するで!
おじさんは月曜から夜更かしに出てきそうな、昼間から公園で飲んでるちゃんとしてない人ぽい風貌でした。
人を見た目で判断してはいけません!寸借詐欺かと思って最初身構えたのは秘密。。
オジサンスマソ (つω-`。)

シフィドニツァ03

訪問時は改修工事中で、シフィドニツァの平和教会の入り口は少しわかりにくかったです。
でもChurch of Peaceと書いてある表示を見つけて無事到着。
ココガヘイワキョウカイヤ!! (*‘∀‘)

シフィドニツァ04
シフィドニツァ05
シフィドニツァ06
歴史を感じさせる建物や墓地が並ぶ教会敷地内を進む。
シフィドニツァ07
♪テッテレ~♪

(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-  これはまたヤボルとは趣の異なる感じ。

シフィドニツァ08
シフィドニツァ09
シフィドニツァ10

ヤヴォルの平和教会は工芸品工場のようでしたが、こちらは高級ペンションのよう。
造形が複雑でより洗練された感じ。
シフィドニツァの平和教会もヤヴォルのものと同じ理由、30年戦争後に皇帝から条件付き(石や煉瓦を使ってはならない)で教会建造を許可されたことから木造になりました。

シフィドニツァ11
シフィドニツァ12
石板も沢山ある
シフィドニツァ13
蜂の巣的格子窓
シフィドニツァ14

そしてやはりありました。日本語の案内!
これはおそらくポーランド在住日本人の方が尽力してくださっているのだなと想像。
さて、外観の印象がヤヴォルの平和教会と異なりましたが、内部はどうなっているのか?

シフィドニツァ15
(ノ゚ο゚)ノ オオォォ-

やはり内部もかなり異なる印象。なんというかすごく重厚感があり、絢爛です。

シフィドニツァ16
この時は一部修繕中でしたが、問題なく見学できました。
シフィドニツァ17
シフィドニツァ18

やはりすごく装飾が細かく煌びやか。
ヤボルの平和教会は木を感じましたが、こちらはふとすると木造であることを忘れてしまいます。
ヤボルは内部が大きな長方形の空間。こちらは内部構造も少し複雑で入り組んでいます。

シフィドニツァ19
シフィドニツァ20

天井画なども非常に細かく、そして色彩豊かです。
ヤヴォルでは単色による装飾も多かったのですが、こちらは総じてカラフル。
こういったカラフルさが全体的な印象を全く異なるものにしています。

シフィドニツァ21
シフィドニツァ22
オルガンも重厚で装飾が多い。天井画も非常に精巧。
シフィドニツァ23
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シフィドニツァ25
シフィドニツァ26
柱の装飾や彫り物も凝っています。
シフィドニツァ27
シフィドニツァ28

装飾品などは後世になってから設置されたものも多いのでしょう。
建造当時の姿とは違うとしても、よくぞまあここまでこだわって飾ったものです。

シフィドニツァ29
羊さんカワユス (*‘∀‘)
シフィドニツァ30
シフィドニツァ31

木造教会ということでもっと質素なものを想像していましたが、まさかこれほど煌びやかな世界が広がっているとは驚きでした。
建造当時は政治的理由によって仕方なく木造で建てられた教会でしたが、今日ではそれこそがこの教会を唯一無二の文化遺産にしています。

シフィドニツァ32
名残惜しくもエントランスより教会を後にしました。。

ポーランドのみならず、世界的にも非常に珍しい木造教会。
本当はもう一箇所、グウォグフにもあったのですが残念ながら18世紀に消失してしまいました。
元々期待していた観光地だったのですが、実際は期待以上の素晴らしさでした。
どちらの教会もそれぞれに趣があり、石の重さとは違った木の温かみがありました。
ポーランドの外れにあるのでなかなか行き難い場所ですが、もしポーランド旅行を行う予定のある方は少々の無理をしてでもヤボルとシフィドニツァの平和教会へ足を運んでみてほしいと思います。
もし、どちらか1つだけにしか行く余裕がないという場合は、ヤボルをお勧め致します。
よりシンプルで木造の温かみと開放感、精巧さが同時に感じられたのはヤボルの平和教会でした。
ほんとに素晴らしくて、今でも思い出す度に「また行きたいなあ。。(´Д`)」 と思ってしまいます。
(この記事を新ブログへ引っ越し作業している2020年はコロナウイルスで海外どころか国内旅行も難しい情勢になってしまいました。しかし今になってもなお、ヤボルの木造教会は死ぬ前にいつかまた必ず行きたいという思いが強いです。)
遠い異国の地ですが、素晴らしい世界遺産、ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会。
ぜひぜひ足を運んでいただきたく思います。

それではみなさん、ごきげんよう ( ^ω^)/~~~

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