和歌山県 傾いたラーメン屋 まる豊 に行ってきました

※2024年現在傾いた店舗は閉店しており、移転後の店舗も閉店してしまった様です。

和歌山県に全国的にも有名な傾いたラーメン屋があります。
自分も以前から存在だけは知っていたのですが、先日テレビで紹介されていたときに和歌山県のラーメン屋だと知り、「これは近いじゃねーか( ^ω^)/」と、急遽偵察に行くことに決めたのでした。
このラーメン屋は和歌山中華ソバの元祖とも言われる歴史のある店だそうで、連日おいしいラーメンを求めてやってくる客で賑わう、経営は傾くどころか右肩上がりの店なのです。
夕方の17:00から翌3:00までという、いわゆる深夜でも食べにいけるラーメン屋。
時間帯によっては混むことが予想されるため、平日の開店直後を狙って行ってきました。
早速駐車場に着くと、その傾いた店が外観を現します。

( ・ω・)。。

バラック?

このような言い方は語弊もありますが、汚い店は、おいしいか、まずいかのどちらかです。
それってつまり全部ありえるって意味じゃん!田宮榮一か!!

まあ自分の経験上、このようなお世辞にも「綺麗」とは言えない店でも長年営業できているというのは、おいしい場合が多いように感じます。

   ほ、ほんとに傾いとるわ( ゚д゚)。。

この店は地盤の緩い場所に建てられているようで、最初は傾いていなかった店が年数を経過するごとにどんどん傾いていったという歴史があるそうです。
しかしよく見ると、店は傾きながらも正面から向かって右肩上がり。
やはり繁盛しているだけあって、ただ傾いているだけではなかったのです。
店に近づくとラーメンの良い香りが漂ってきました。
さすが、仕事がしっかりしている店というのは、いかに店が古くとも活気があるものです。
幸い先客はなく、店内に入るなりすぐに席に座ることができました( ^ω^)
店内に入ると感じの良いご主人と奥さんが「いらっしゃいませー」と出迎えてくれました。

やはり傾いている。そしてカウンターには何やら見慣れない形状のお盆がございます。
これこそ!まる豊名物 こぼれん盆 (男塾名物的な感じで脳内再生)
この店、あまりに店内の傾斜がきついため、カウンターにラーメンどんぶりを乗せるとそのまま流しソーメンよろしく、明後日の方向へ滑って行ってしまうのだそうです。
そんな困った状況を見かねた店のファンのお客さんがこの店のために考案し、作ってくれたそうです。
( ;∀;)イイハナシダナー

こぼれん盆

よくできています。心なしか角度がきつめに作られているようで、今後の更なる地盤沈下にも対応した職人芸を感じさせてくれます。

こぼれん盆にお水の入ったコップを置けば、この店がいかに傾斜しているかよくわかります。
自分は前に住んでいた家が傾斜していたのでなんの違和感もなかったのですが、一緒に行った友人は「平衡感覚が狂う」と嘔吐していました。(嘔吐はウソです)
カウンターの高さが低くて座りにくく、そっちのほうが自分にはきつかった。
メニューは中華そばや和歌山ラーメン定番の早ずし、からあげや豚足などといったビールのおつまみもありました。
中華そばの大盛りと豚足を注文。5、6分待っていると中華そばの登場( ^ω^)

うまそう!!
和歌山ラーメンには豚骨の強いこってり味の井出系と、しょうゆが強いあっさり系の車庫前系という二系統のラーメンがありますが、これはどちらかというと車庫前系でしょうか?
さっそくスープをいただきます。
。。。   びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!
よくおダシのとれた深い味わいのスープです。
豚骨はきつくなく、お醤油のうまみであっさり嗜好の人も抵抗なく食べられるお味。
麺は和歌山ラーメンの御多分に漏れず、細めのストレート麺。
しかし他の和歌山ラーメンに比べると少しだけ太めの麺です。
これがスープとの愛称抜群!麺は歯ざわりがよく、ツルツルッ!とのどを流れていきます。
スープとよくからみ、一口一口が幸せの味でした。
うん、自分が知っている和歌山ラーメンの中では最もうまい部類に属する!!
ラーメンが食べ終わる頃に、豚足がやって来ました。

あっつあつで脂が上品!塩味も丁度良い! ( ^ω^)
実は自分はこれが豚足初体験だとは友人には言わず、「なかなかうまい豚足じゃないか」などと知ったかぶりながらバクバクと完食したのでした。
お酒を飲みながら食べるのに最適なメニューも充実していて、家の近くにあったらしょっちゅう通ってしまうだろう良いお店でした。
飲んだ後に、近場にこの店があったらなあ。。。そう思わせてくれる名店。
おじちゃんおばちゃんも暖かく、また必ず行きたいと思います。
店が傾いている改め、店が右肩上がりのラーメン屋でした。

それではみなさん、ごきげんよう (*‘∀‘)/˜˜˜

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